金具を使用する

鏡の取り付け
方法のご案内

下記の壁の場合の鏡の
取り付け方法をご案内します

木製の壁の場合

合板の壁の場合

石こうボードの壁で下地が次の場合

  • 下地が木製または合板の場合
  • 下地が無い箇所で取り付け金具を使用する場合

01.こちらのページで
必要な資材と道具

どちらか1点

石こうボードの壁で
下地が無い箇所の場合はこちらも

あると
便利

ネジをとめる下地の
位置の確認に便利

その他の
必要な道具

  • 滑り止め手袋

  • マスキングテープ

    ※粘着力が弱いものが
    おすすめ

  • ペンや鉛筆

    ※消しやすいものが
    おすすめ

  • ドライバー

    ※電動ドライバー
    でも可

あると
便利なもの

  • メジャー

    ※鏡の取り付け位置を
    決めるのに便利

  • 両面テープ

    ※金具の仮止めに便利

ワンポイントアドバイス

必要な資材の「4点止め金具」または
「レール金具」は、鏡を取り付けたときの
見た目の好みで選びましょう。

02.鏡を取り付ける
位置を決める

まずは、鏡を取り付ける壁の位置を決めます。

鏡の下の部分の高さの位置を決めて、
壁に左右2か所ほどペンや鉛筆で印をつけます。

このとき壁に直接印をつけるため、
なるべく目立たないように印をつけるか、
または、鏡を取り付けた後に忘れずに印を消しましょう。

ワンポイントアドバイス

作業するときは、肌の露出を防ぐように長袖、長ズボン、滑り止め手袋を着用して、
専用の工具を使いましょう。
万が一、鏡が破損した際に怪我を防ぎ、安全に作業を行うことができます。

壁に印をつけたら、左右2か所の印を
つなぐように壁にマスキングテープを
貼っていきます。

印の上に鏡を取り付けるため、
マスキングテープの上の端を
印の位置に合わせます。

このとき、鏡の横幅のサイズと同じ長さで
マスキングテープを貼ると
後の作業が楽になるため、
実際に鏡を取り付ける左右の位置に、
マスキングテープの左右の端の位置も
合わせて貼りましょう。

ワンポイントアドバイス

石こうボードの壁に鏡を取り付ける際は、
下地がある位置に金具がくるように鏡の位置を決めましょう。
石こうボードの下地の位置が分からない場合、
建物の管理会社や施工会社に確認すると確実です。
また、壁の下地を調べる専用の器具でも簡易的に確認できます。

もし鏡のサイズが全身鏡のように縦長のサイズで、
部屋の巾木に乗せて鏡を取り付ける場合は、
マスキングテープは不要です。

鏡を取り付ける左右の位置だけ決めておきましょう。

03.金具を取り付ける

壁にマスキングテープを貼れたら、
次は取り付け金具の位置を決めます。
「4点止め金具」を使用する場合、
マスキングテープの端から目安として
約5cmくらいの位置に、
ペンや鉛筆でマスキングテープの上に
左右2か所、印をつけましょう。

※金具の左右の位置は、取り付ける鏡の横幅のサイズにより
バランスを見て調整しましょう。

「レール金具」を使用する場合、
基本的にレール金具の長さは鏡の横幅と
同じ長さのため、この印は不要です。

マスキングテープに印をつけたら、
次は下部用の金具を取り付けます。
穴の形状が真ん丸のものが下部用です。
「4点止め金具」を使用する場合、
マスキングテープの印の位置に
金具の端を合わせて、
ネジを金具の穴の中心に差し込んで
ドライバーでしめましょう。
この作業を左右2か所行います。

下部用を使用

「レール金具」を使用する場合、
マスキングテープの端に
レール金具の端を合わせて、
ネジを金具の穴の中心に差し込んで
ドライバーでしめましょう。

また、石こうボードの壁で
下地が無い箇所に金具を取り付ける場合は、
ネジを差し込む際に必ず
「石こうボードアンカー」を併用しましょう。

ワンポイントアドバイス

金具を壁に取り付ける際は、両面テープで金具を壁に仮止めしておくと作業が楽になります。

ネジを壁にしめた際にネジがグラグラする場合は、下地が無い箇所にネジがささっている可能性が高いです。
そのまま金具を取り付けると危険ですので、
金具とネジを一旦外して、
壁に空いた穴に
上記の
「石こうボードアンカー」を差し込んで、
金具とネジを取り付けると安定します。

また、電動ドライバーを使うとネジの取り付けが楽になります。

下部用の金具を壁に取り付けたら、
その金具に鏡を仮でセットします。
このとき、鏡を手前に倒しすぎると
鏡が破損する恐れがあるので、
注意して鏡をセットしましょう。

次は、鏡の上に上部用の金具を仮で
左右2か所セットします。
このとき、鏡から金具が浮かずにしっかりと
最後まで金具をセットしましょう。

もし鏡の上に手が届かない場合は、
まずは鏡を下部用の金具からいったん外して、
キッチンマットなどを床に敷いた柔らかいところの
上に鏡を置きましょう。
その後、
先に上部用の金具を鏡の上にセットしてから、
台の上に乗るなどして鏡を持ち上げて、
下部用の金具にセットします。

上部用の金具を鏡の上に仮でセットしたら、
次にその金具を取り付ける位置を決めます。
まず鏡を壁側に倒して、
上部用の金具を壁にくっつけます。

「4点止め金具」を使用する場合は、
鏡の左右の端からそれぞれ目安として
約5cmくらいの位置に金具をセットします。
その状態で、金具の上部の位置と
端の位置が分かるように、
ペンや鉛筆で壁の左右に2か所、
印をつけましょう。

※金具の位置は、取り付ける鏡の横幅のサイズにより
バランスを見て調整しましょう。

「レール金具」を使用する場合は、
鏡の端と金具の端を合わせて、
その角の位置をペンや鉛筆で壁に印をつけましょう。

印は穴の上側に!

壁に印をつけたら、鏡を下部用の金具から
いったん外して、
上部用の金具も鏡から外します。
次に上部用の金具のみ手に取り、
壁の印に位置を合わせて手で押さえながら、
金具のネジ穴の上側の位置を
ペンや鉛筆で壁に印をつけましょう。
この作業を左右2か所行います。

※この上部用の金具には、仮止め用の両面テープは使用せずに、
金具を動かせる状態にしておきます。

重要チェックポイント

ネジ穴の印の位置が下過ぎると、
あとで鏡がセットできなくなる場合があります。
もし鏡がセットできなくなったら、
この上部のネジの位置をずらして調整しましょう。

印は穴の下側に!

ネジ穴に印をつけたら、
次は壁に上部用の金具を取り付けます。
まずは上部用の金具を壁にあてたまま、
金具だけを少し上にスライドさせて、
先の印の位置がネジ穴の下側にくるようにします。

そのあと、印の位置にネジをしめて
金具を固定します。
このとき、最終的に上部用の金具を下に
スライドさせて鏡を固定するので、
金具がスライドできるくらいの
ネジのしめ具合にしておきます。
この作業を左右2か所行います。

また、石こうボードの壁で下地が無い箇所に
金具を取り付ける場合は、
ネジを差し込む際に必ず
「石こうボードアンカー」を併用しましょう。

04.鏡を取り付ける

金具を壁に取り付けたら、
次はミラーマットを鏡の裏に貼り付けます。
ミラーマットとは、鏡の取り付けに使用される
スポンジ状の両面テープです。
まずミラーマットの片面の剥離紙をはがしてから
壁の裏に均等に貼り付けて、
残りの面の剥離紙もはがしておきます。

ワンポイントアドバイス

必要なミラーマットの枚数と貼り方は
下記を参考にしましょう。

鏡サイズ(単位:mm 最大900 × 1800mm 
厚み:3mm または 5mm)
横・短辺サイズ
mm
縦・長辺サイズ
mm
鏡の厚み
mm
必要枚数=
ミラーマットの貼り方例

鏡を取り付ける範囲の壁に、
なるべく均等に貼りましょう。

  • 壁の均等な位置に貼る

  • 端は鏡の取り付け後に横から見えないように2cm以上間隔を空けて貼る

  • ミラーマットは半分に切ったりして分割して貼り付けても良い

  • ミラーマットの数量が奇数の場合も均等にはる

  • 鏡の向きが横長の場合も同様に均等に貼る

ミラーマットの剥離紙を全てはがせたら、
次は鏡を下部用の金具にセットします。
このとき、鏡を手前に倒しすぎると鏡が
破損する恐れがあるので、
注意して鏡をセットしましょう。
下部用の金具に鏡をセットしたら、
鏡を壁側に押し当てて鏡を壁に貼り付けます。

重要チェックポイント

鏡を壁に押し当てる際に、
鏡が上部用の金具に当たる場合は、
上部用の金具のネジの位置が下すぎる
ので、
ネジの位置を調整しましょう。

鏡が金具に当たるからといって、
絶対に鏡を金具の横から差し込まないでください。
金具の横から無理に鏡を差し込むと、
鏡が割れてしまう恐れがあります。

鏡を壁に貼り付けたら、
最後に上部用の金具を下にスライドさせて鏡を固定しましょう。

これで鏡の取り付けは完成です。お疲れ様でした。

ワンポイントアドバイス

このページでは、比較的お手軽な鏡の取り付け方法をご案内しましたが、大きいサイズの鏡はより安全な別の取り付け方法がおすすめです。 特に石こうボードの壁で下地が無い箇所への大きいサイズの鏡の取り付けは、金具とボンドを併用する下記のページの取り付け方法がおすすめです。

人によっては、取り付け作業が得意、不得意があるので、不安な点や分からない点があれば、
近くの業者様に相談するか、当店「かがみどっとねっと」まで気軽にお問い合わせください。

鏡の取り付けに関する免責事項について

・当店「かがみどっとねっと」でご案内している取り付け手順以外の、取り付け方法や資材等のご使用での不具合や事故につきましては、当店で責任や保証を負うことはできません。
・ミラーマット、ミラーボンド、速乾ボンド等を併用した鏡の取り付け、取り外し後の壁面の汚れ、壁紙はがれ、べたつきが生じた場合、当店「かがみどっとねっと」では責任を負うことができませんので、予めご了承をお願いいたします。

シーン別鏡の取り付け方法